遠赤外線温熱療法の歴史

遠赤外線と言う言葉がよく知られるようになったのは、最近のことです。しかし、人類は古代から遠赤外線の効果を体験上よく知っていて、生活に利用してきました。健康のためにいも日光を浴びたり、病気の治療に活用しています。身近な物では、石焼いも、天津甘栗、料理に土鍋を使ったり、肉や魚を焼く時にも遠赤外線を活用しています。温泉地に行くと、岩風呂や砂風呂が喜ばれますが、これも遠赤外線効果を利用している物です。
遠赤外線温熱療法の歴史
温熱療法の歴史は非常に古く、5000年以上の昔のエジプト時代までさかのぼります。「熱は病気に有効である」というエジプト語の記録が残っているそうです。紀元前四世紀ごろ、ギリシャの哲学者で医学者でもあるヒポクラテスも温熱療法を行なったといわれています。熱作用を持つ赤外線を発見したのは、ドイツの科学者でハ-シェルによるもので、1800年のことです。癌に対する近代的な温熱療法の発見は、1866年、ドイツ人の医師によるものです。彼は肉腫に罹った患者が丹毒で高熱を発し、死線をさ迷いながらも、幸いに命を取り留めました。ところが驚いた事に患者の癌も一緒に治っていたのです。この事から高熱に癌細胞が弱いことが解り、その後の癌の温熱療法に道を開きました。日光を浴びて病気を治す日光療法が近代医学に取り入れられたのは、1902年、ベルンハウト博士がスイスで標高1720メートルの山頂に病院を開き、悪性肉芽腫を日光照射で治療したのが始まりです。日照時間の短い北欧では、太陽に変わる人口の光を求めて、「人口太陽灯」開発されました。デンマ-クのフインゼンは太陽灯「フィンゼン灯」を開発し、皮膚結核を絶滅させることに成功し、その功労でノ-ベル賞をもらいました。

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