汗が出ないと体温調節ができない

“汗が出る“ということは、貴方の体温を調整していると考えてください。 貴方の体は、36.5℃前後の温度で維持しています。 もし風邪をひいて体温が上がって38℃になると、体はだるく仕事や勉強に集中できず寝込んでしまうでしょう。 体温が1℃上昇しても貴方の身体は正常に働かなくなります。 気温が上がると、体温の上昇を防ごうとするのは貴方だけではありません。 例えば、イヌは口を大きく開けて、ハアハアと荒い息をすることは知られています。  また、競争馬が全身から湯気を盛んに出している姿を見かけますが、これは大量の汗が馬の皮膚から蒸発して、熱を外へ放射することで、上昇した体温を冷やしているのです。意外なのはウサギの体温調節方法です。ウサギの耳は外敵から身を守るため集音器の役目を担っていますが、もう1つは車のラジエーターのような熱放射の役割をしています。気温が高いときなど、ウサギはあの長い耳に大量の血液を流して体温を下げているのです。  貴方の身体も同様に、外気温度が高い時や、激しい運動をすることで体温が上昇すると、発汗することで体温を下げる役目をしています。汗の大切な働きの1つは体温を調節することです。もし風邪をひいて体温が上がった場合は、栄養のある物や体を温める飲み物を取り、部屋を暖め、少し厚着をして大量の汗をかくことで、熱さましなどの薬に頼らず治すべきです。
 人の体には本来的に備わっている恒常性維持作用と言う自然治癒力が備わっているからです。 では、この発汗などの体温の調節は何処から指示されているのでしょうか。それは人の脳にあります。脳の中の視床下部という所に自律神経中枢があります。この自律神経中枢が体温調節をコントロールしている要の働きをしてくれています。さらに体温調節はこの大切な脳そのものを守る働きをしているとも言えます。 脳は熱に弱いといわれています、脳が40℃になると日射病にかかって死に至る事もあります。そのため、頭には多くの汗腺が張り巡らされています。夏の暑い日などは顔から汗をかく様に感じますが、実は、顔に感じる以上に頭で汗が相当出ていると考えられます。この様に発汗による体温調節作用は人の生命現象を守ってくれる大切な働きを担っているのです。 無理なく汗が出る遠赤外線サウナは、汗をかかない貴方の生活環境を手助けする重要な役割を果たしてくれます。

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