ガンに効く遠赤外線 温熱療法

体に害を与えない治療

ガンの治療として「遠赤外線による全身 温熱療法」が世界的に注目を浴びています。この療法は、頭を出して入る遠赤外線サウナのようなコンピューター制御の遠赤外線加温装置を用いて加温し体温を42度に上げ、 その熱でガン細胞をやっつけるという治療法です。
現在、ガンの治療は主に手術、放射線療法、化学療法、免疫療法の4つがおこなわれていますが、アメリカではガン治療の流れが大きく変わり始めています。 手術、放射線療法、化学療法などは「侵襲的治療」といって、体に害を与える治療と見られるようになってきました。化学療法で使用される抗ガン剤は、 ガン細胞だけではなく正常細胞まで攻撃して、副作用が大きいといわれています。これに対して、遠赤外線 温熱療法や免疫療法は「非侵襲的治療」といわれ、 体に害を与えない治療として、高く評価され始めています。 参考資料 (ガンに効く遠赤外線療法への確信、 著者・横山正義医学博士、竹内隆医学博士 ・かんき出版)。

希望の星

「非侵襲的治療」としての遠赤外線 温熱療法には、いくつかの大きなメリットが上げられます。   第1に、末期がん特有の激しい痛みを和らげる   第2に、延命効果がより高い   第3に、がん細胞が縮小または消失する   第4に、患者さんの体の負担が軽くて安全である   第5に、操作が容易で、繰り返し治療が可能である   第6に、1回目に治療で痛みが消え、食欲がでる 「遠赤外線による全身 温熱療法」はこれだけの優れた点があります。特に注目したいのは、上位三つです。第1の末期がん特有の激しい痛みが和らぐ事です。末期がん の患者は全身に耐えがたい痛みに苦しみます。この苦しみから解放されるだけでも、患者さんには大変な福音です。第2の延命効果ですが、他の治療と比べて温熱療法での延命効果は目を 見張る結果が出ています。例えば、余命三ヶ月といわれた末期がんの患者さんが、三年から四年と延命して、痛みに悩まされることなく平穏に生活でき、しかも単に延命するだけで はなく、普通の生活が出来、食欲も驚くほどあり、中にはそのまま治ってしまった例もあります。第3の がん の縮小効果ですが、温熱療法で治療した患者さんの70%が がん細胞の縮小が見られます。また驚く事に、がん細胞が消滅したという報告もあげられてます。  また、家庭用の遠赤外線サウナを自宅に持ち込んで補助療法として自宅療養される方もおられます。

42度の熱に極めて弱い

まず温熱療法の原理ですが、がん細胞は正常な細胞に比べて、熱に対して極めて弱い性質を持っています。42度でガン細胞は死滅します。体を42度に加熱しますと、次のようなことが起きます。  第1に、汗をたくさんかきます。そのため水分を充分補給する必要があります。 第2に、汗で水分が出るため、患者さんの尿量が減少します。 第3に、血圧が低下します。これは血管が拡張するためです。 第4に、心臓の働きが活発になります。 第5に、加熱中は心電図に変化が見られます。 このように加熱すると体にいろんな変化が見られますが、これらはガン細胞にはダメージを与えますが、人体への危険は無い事が、いろんな実験で確認されています。

免疫能力を高める

遠赤外線による全身温熱療法で加熱すると、神経系からエンドルフインという物質が分泌され、免疫が上がるとされています。温熱により免疫系の働きが活発になり、 自己治癒力が強化され、癌細胞が攻撃されて消滅する事が解明されています。  癌は冷えの病気とも言われますが、水を冷やすと硬い氷の固まりになるように、 癌などの硬い固まりを作る病気はすべて体の熱不足がもたらす「冷え」が原因です。昔から「冷え」は免疫力を低下させ「万病の元」といわれますが、実は「癌の原因」を作っていた のです。

また、最近ではマイルド加温療法が注目され42℃という高温まで体温を上げなくても、発汗する体温を30分以上キープすることによってヒートショックプロテインができて免疫力が向上することが分かっていますので癌の予防効果も期待できます。サウナ好きで週に2回はサウナに入る人は癌の予防効果が高いと思われます。

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