自律神経失調タイプの冷え性

脳には大きく分けて大脳、間脳、小脳があります、更に間脳は視床と視床下部からなっていて、この視床下部に自律神経中枢があります。この自律神経の働きが低下したり、乱れたりすると自律神経失調症がおきます。頭痛、めまい、不眠、しびれ感、腰痛、肩こり、疲労感などの症状がそれです。体温もこの自律神経がコントロールしています。体温調整は自律神経の交感神経と副交感神経のバランスで行われていますが、ストレスなどの原因でこのバランスが崩れて、体温調節が巧く出来ず、顔や上半身部分が熱すぎる「のぼせ」の状態になったり、反対に下半身部分が寒すぎる「冷え性」の状態になります。冷え性の人には自律神経失調症の方が多いのはこの理由です。

自律神経失調症が原因の冷え性を解決するには、遠赤外線サウナで体を温め、同時に発汗する事で自律神経のバランスを整えると効果があります。遠赤外線サウナの持つ温熱作用と発汗作用は自律神経中枢のある視床下部を刺激して、体の新陳代謝や内分泌の調節をする働きをしてくれます。特に自律神経失調症の人は温度調節が巧く出来ないため、汗をかき難い体質になっています。そこで遠赤外線サウナで汗をかく訓練が大切です。初めの内は汗はなかなか出ませんが、回数を重ねるうちに汗は出始めます。汗腺や皮脂腺が開き汗がでると言うことは、自律神経が回復してきた印です。発汗の後は冷たいシャワーを浴びるとより効果的です。

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